ミラノに来たら!世界最大級のゴシック建築のドゥオーモは中も必見!

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアを抜けると、大きな広場に出て、すぐに見えます。このトゲトゲした建物、ドゥオーモです!

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ミラノ ドゥオーモ Duomo di Milano

美しい… ザ・ゴシック建築!!

ドゥオーモとはイタリア語で教会、大聖堂のことで、このミラノのドゥオーモは世界最大級のゴシック建築で、聖母マリアに献納されたもの。実に500年の歳月をかけて作られたそうです。ゴシック建築はヨーロッパ建築様式の歴史の中のひとつで、個人的にはトゲトゲしたような見た目と、バラ窓という窓があることなどが特徴だと思います。

ユーロ圏で使われるユーロ紙幣にもそれぞれの歴史の建築様式の建物がプリントされています。ちなみにゴシックは20ユーロ紙幣です。

さて、ドゥオーモ前の広場には、イタリア統一の象徴、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像があります。

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ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像 Vittorio Emanuele II di Savoia Equestrian Statue

横から見た図。奥に長いです。このときは、修復中であろう部分にモニターがついていて、SAMSUNGのCMが流れていました。スポンサーとかなんだろうか?

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このトゲトゲした尖塔が135本あり、一番高いところにあるのが、金色の聖母マリア像です。尖塔の一部は修復中のようでした。

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近づくと、ファサードの彫刻もすごいものです。この青銅製の扉には、新約聖書の場面が彫られて、十字架を背負ってゴルゴダの丘を登るキリストの姿などが見られます。

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それでは中へ入ってみましょう。

正面から見て右側に、チケット売り場と並ぶための通路がありました。近くにトイレも。最近できたもののようです。以前はドゥオーモ内は無料で入れたそうですが、現在(2016年3月)の入場料は、ひとり2ユーロでした。

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中に入るとすぐ、セキュリティチェックがあります。パリのテロ以降、ヨーロッパのセキュリティチェックは厳重になったようです。

金属探知機を全身かざされ、バッグの中身をチェック。場合によっては中身を出して見せます。英語で指示されます。

余談ですが、このセキュリティチェックの迷彩を着た兵士?の帽子がかわいかったです。赤いニット帽のような帽子に長めの紐、その先に青いポンポンがついてます。制服なのかな?私を担当したのは女性兵で、かっこよかったです。

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大聖堂の中。とにかく荘厳で、厳粛な空気が漂っていました。

主祭壇

上の方にキリストが架けられた十字架の彫刻がありました。他にもいろいろと細かくすごいものがありますが、時間の関係で、じっくりは見れませんでした。

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左翼廊

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IMG_9519 すごい柱の数々

IMG_9503 美しいステンドグラス

IMG_9511 床も美しいモザイク

IMG_9517 パイプオルガン

右翼廊

ジャン・ジャコモ・メディチの霊廟

こんなところにもメディチ家!と思ったら、フィレンチェとは別の家系のミラノのメディチ家だそう。

このお墓の設計はミケランジェロ、制作はレオーネ・レオーニ。ジャン・ジャコモ・メディチは、教皇ピウス4世の兄弟とのこと。

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IMG_9516 聖バルトロマイ像(バルトロメオ)

この像、筋肉などがかなり出て作られていて、なんだか解体新書みたいだねなんていっていたら、後日調べてみたら、聖バルトロマイは、キリストの12使徒のひとりで、皮剥ぎの刑で殉教した聖人。肩からかけているものは、マントではなくて自分の剥がされた生皮なんですって…。解剖学の象徴でもあるとか。なるほどです。

バチカンのシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの「最後の審判」には、自分の皮を持ったバルトロマイが描かれていて、その抜け殻はミケランジェロの自画像だとされているそうです。

システィーナ礼拝堂、今回の旅行では中には入れなかったので、いつか中に入ってこの目で観たいものです。

ドゥオーモを広場からパノラマで撮影してみました。

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ドゥオーモ側から見た、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

の入口。凱旋門を思わせるような佇まいですね〜

ちなみに中がカフェやお店になっているのですが、この写真の建物の右側の地下にトイレがあります。(有料:0.5ユーロ)機械にお金を入れて、駅の自動改札みたいに入るシステムです。ヨーロッパは有料トイレが多いです。機械のときもありますし、人が立っててお金を回収している場合もあります。

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時間があれば、ドゥオーモの周りをぐるりと周って、屋上にも登りたかったです。

しかしこの日は、この後すぐにヴェネツィアに移動だったので、1時間ほどしかいられませんでした。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」(鑑賞の場合、要予約)がある、サンタ・マリア・デッレ・グラツィア教会も行きたかったので、ミラノはというかイタリアはまた必ず来たいです。

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